タボン洞窟は、私の住むフィリピンのパラワン島のケソンという町にあります。7万年ぐらい前から14000年ぐらい前は地球はベルヌ氷河期で海水面は現在より120mぐらい低下していたそうでタイランドからボルネオ島及びパラワン島は””スンダランド”と呼ばれる広大な大陸であったようです。タボン洞窟には4万年前の人類が生息した跡が見られます。このスンダ大陸には人類が住んでいた洞窟がボルネオやマレー半島にもいくつか発見されています。インド方面からスンダランドを経て日本に向かったり、中国方面へ移動したりこの地はモンゴロイドの揺籃の地とも言われています。
そのベルヌ氷河期の終わるころ地球は温かくなり地表の氷河が溶け出し海水面は現在のようになったようです。その時の気候の変動で稲という穀物が誕生したそうです。パラワンの動植物は海水面の上昇により固有種が誕生したそうです。ベアーキャット=パンダ、パラワン孔雀、パラワンコブラのようなものがあります。写真では主にタボンケーブ4年前~現在をご紹介します。